弁護士や司法書士に過払い請求を頼むときは・・・

過払い請求を弁護士や司法書士に依頼するとき、どうやって選びますか?
- ホームページがきれいな弁護士?
- 料金が安い弁護士?
- 大きな事務所を構えているところ?
- TVやラジオ、雑誌やネットなど大量の広告を出しているところ?
- どこの先生に頼めばよいのか分からない・・・
過払い請求を弁護士・司法書士に任せれば、後は過払い金が戻ってくるまで何もしなくても良いのですが、一番の大仕事は「どの先生に依頼するのか」だと思います。
このページでは、依頼するための法律事務所への相談の仕方や相談前にまとめておいた方が良いことなどを解説しています。
弁護士や司法書士に過払い請求の電話相談をする前に・・・
- 現在の借金の状況(金額・借入先等)
- いつ頃から借りているのか
初めて相談をするときには、この程度の情報で十分です。
この情報で、過払い金の有無がある程度分かります。
最後は自分が聞いておきたいことをまとめておきましょう。
- どれくらいお金が取り戻せますか?
- どれくらいの費用がかかるのですか?
- 費用は先払いですか?後払いですか?
- 過払い金を取り戻すのにどれくらいの期間がかかりますか?
- 進捗状況等、連絡はもらうことはできますか?
- 裁判までやってもらえるのですか?
- 勝手に和解されないのですか? 等々
他にも自分が少しでも「 ? 」と思ったことは、何でも質問してみたら良いのです。
どれだけ丁寧に答えてくれるか・・・ それも選ぶための大事な判断材料になります。
もし「正式な依頼の後でないとお答えできません。」などと事務的な対応しかできないところはやめておいた方が良いかもしれません。
できることなら、2~3社の法律事務所に相談をしてみて、その中から依頼する事務所を選ぶというのが良いです。
また相談先の紹介なども行っている法テラスを活用するのも一つの手段かもしれません。
借金のことですから他人には何度も話すことは抵抗あるかもしれませんが、やはり「この人にだったら任せられるな。」という安心感が得られる事務所を選ぶことが、過払い請求の依頼のポイントです。
裁判せずに済まそうとしている司法書士もいる
司法書士のホームページを見ていると、
- できるだけ早い回収を目指すために
- 裁判となると時間がかかる
などの文言を目にするようになりました。
司法書士は、取り戻す過払い金の額が140万円以上となったり、裁判で判決をもらっても、控訴されて地裁案件となると裁判の代理権がなくなってしまいます。
そうなると依頼者自身が裁判に出なければいけません。
もちろん「訴訟支援」ということで訴状の作成や裁判のアドバイスはしてくれますが、全部任せられると思ったのに・・・と依頼者とのもめ事になることもあります。
そのような理由から裁判を避けて訴訟前の任意交渉で何とかなれば・・・という考え方になる人もいるようです。
裁判を避けようとする姿勢は貸金業者にも分かってしますから、「裁判前の返金に応じるかわりに過払い金をまけろ!」と交渉してきます。足下をみられているのですから、取り戻せる過払い金の額は当然少なくなってしまいます。
過払い請求の裁判までやれば「過払い金全額+返済日までの利息」を受け取ることができるので、大きな差になるはずです。
どうせ頼むなら裁判をやってくれる弁護士に依頼しよう
自分で過払い請求をしない場合は、
- 裁判をやってくれる
- 弁護士
に依頼するようにしたいです。
弁護士であれば過払い金の額に関係なく代理人として仕事をしてくれますし、裁判をきっちりやってくれるなら、より多くのお金を取り戻してくれることになるからです。
これなら20%という高い報酬を支払うだけの価値があります。