CFJへの過払い請求は少しやっかいかもしれません。
CFJ合同会社は、ディック、アイク、ユニマットレディースが合併(2003年)してできた貸金業です。アメリカのシティグループの一員です。
ただ2010年から新規貸付を中止し、貸金業からは事実上の撤退していて経営も不安定なので過払い請求をするならすぐにでもしておいた方が良いです。
CFJの過払い請求の手続き上のポイント
CFJの過払い請求への対応は、「徹底的に争う」が基本姿勢です。
- 一連取引を認めず、分断主張
- 悪意の受益者の否定
- 大量の答弁書の提出
- 一審で負けても控訴してくる
正直、個人で過払い請求をするには少し荷が重い業者だと思います。
ここは弁護士や司法書士さんにお願いしても良いかもしれません。
CFJへの過払い請求での問題点
電話担保金融業者のマルフクをはじめタイヘイなど中小の貸金業者から債権や会社買収をしてきていますが、そこで発生した過払い金をCFJに請求できるのかという問題点に関しては、一連計算を認めないという最高裁判例(平成23年3月22日)が出ています。
マルフクから債権譲渡受けたのは平成14年であり、マルフクへ過払い請求をしようにも、過払い金返還請求権の時効は10年ですから、時効にかかってしまい既に請求することはできなくなっています。
不動産担保ローンへの切り替えによる一連計算の可否の問題について。
無担保ローンからCFJが取り扱う不動産担保ローンへ切替をした人もいますが、切替前と切替後では一連計算を認めないという最高裁判例(平成24年9月11日)があります。
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