引き直し計算 完全ガイド

Money Japan

引き直し計算ソフトの定番 「名古屋式」

個人で過払い請求をするための書籍も発行している名古屋消費者信用問題研究会が無料で配布している利息計算ソフトを紹介します。
このソフトも外山式の引き直し計算ソフトと同様にエクセルが必要となります。

引き直し計算のソフトをダウンロード
※ページ右側にダウンロード用のボタンがあります。

ダウンロードしたファイル「risoku.xls」を開きます。

取引履歴を見ながら

  • 取引日 と 借入金額
  • 取引日 と 返済金額

を入力していくだけでOKです。
入力する毎に自動で計算されて結果が出ます。
取引履歴を全て入力した後にデータの入力日だけ(金額は入れない)入力します。
そうすると、過払い金が発生した時からデータ入力日までの過払い金に対する利息も計算することができます。

データの見方ですが、過払い金が発生していた場合は、残元金の項目に赤字で数字が出ます。過払い金の利息は「過払利息」の項目に赤字で数字が出ます。

取引事例として下記の取引を行ったものと仮定します。

  • 平成20年1月1日に50万円の借入
  • 平成20年2月1日に30万円の返済
  • 平成20年3月1日に30万円の返済
  • データ入力日は平成20年3月30日と仮定。

※過払い金の説明をするため、わざと借入金額よりも多めに返済をしています。 これを利息計算ソフトに入力すると下記の結果となります。

このソフトの注意点

利率の入力は自分で行わなければなりません

初期の設定で利率が0.18(18%)となっています。
初めての借入金額が10万円未満の場合、利息制限法の上限金利は年20%ですから利率の部分を0.2と変更して使い始めます。

残元金の項目が10万円以上になったときに利率を0.18に変更します。

また残元金が100万円以上になった場合には利息制限法の上限金利が15%に変更となるので、利率の部分を0.15に変更してください。

ただし利率は残元金の最高額で決まりますので、100万円を超えて借りていた人が借金の返済によって残元金が100万円未満になった場合や、10万円未満となった場合には利率を変更する必要がありません。