奨学金を滞納し続けるとブラックリスト!

ブラックリスト入りの原因として、携帯代の滞納と同じくらい、急激に増えているのが奨学金の滞納によるものです。
参考
- 2012年3月の段階で奨学金の未返還額は過去最大で約925億円。
- 滞納者数は約33万人。
- 奨学金の滞納で裁判所からの督促を受けた人は約33万人。
- 奨学金が原因で自己破産をした人が、既に1万人を超えているという統計データもある。
奨学金制度を取り扱っているのが、
- 日本学生支援機構
- 地方自治体
- 民間団体(あしなが育英会など)
- 学校
この中で信用情報と関わってくるのが日本学生支援機構の奨学金制度を利用した人たちです。それは日本学生支援機構が「滞納者への過剰貸付の抑制」と「多重債務化への移行の防止」を目的として、平成20年11月に信用情報機関の一つである全国銀行個人信用情報センターに加盟したからです。


本学生支援機構の方針として、全国銀行個人信用情報センターに情報を登録するのは「3ヶ月以上、奨学金の返済を滞納している人」を条件としてあげています。
※きちんと返済している人は情報登録されることはありません。
奨学金の滞納情報が登録されるデメリット
CRINと呼ばれる情報ネットワークでJICCとCICも情報共有されるため、
- クレジットカードの新規作成
- 今持っているカードが使えなくなる(返済だけ)
- キャッシングの利用ができなくなる
- 住宅ローンが組めない
という状況になります。
ブラックリストになっても、ちゃんと返せば問題ないでしょ?なんて甘く考えないでくださいね。延滞中はもちろん、延滞解消から5年間は、あなたがブラックだった記録が残るので、その後の生活が大変です。
奨学金の滞納は、ブラックリスト入りするだけではありません。
年10%の延滞金まで取られるので、ふんだりけったりです。
奨学金の滞納でブラックリストに載らないために・・・
返済したくても、
- 病気やけがで働けなくなった
- 給料が思ったより低くて返済に回せない
- そもそも定職に就けていない・・・
など、人それぞれ滞納に至る理由はあると思います。

返済ができなくても日本学生支援機構からの連絡や督促を無視するのはやめましょう。
特に奨学金の返済が困難な場合の対応方法
- 返還期限猶予の制度
- 減額返還制度
こうした救済措置により、ブラックリスト入りが免れることができるかもしれません。
まずは手続きを取ることができるか、日本学生支援機構に相談することからはじめてみましょう。