携帯代の支払いを忘れてもブラックに・・・
0円携帯がなくなり、スマホや携帯電話は自分で購入することが当たり前のようになってきましたね。ただ5万円を超える高額な商品なので一括で購入する人は少ないのではないでしょうか。多くの人が携帯電話の契約あわせて受けられる割引を利用して分割で購入していると思います。
実は、このスマホ(携帯)の分割支払いでブラックリスト入りしている人が急増しているので要注意!とくに大学生や専門学生、新社会人など親元から離れて、一人で生活を始めたばかりの人に多いのも特徴です。
- 「今月、遊びすぎて金がねー」
- 「バイト休みすぎた」
- 「試験でバイトでれなかったからなー」
理由はいろいろあるのでしょうがそんなとき決まって携帯代の支払いを後回しにする人が多いのです。「何日か携帯止まるだけだろ」程度に考えているみたいですが、それは間違いです。
スマホ(携帯)を分割で購入している人は気を付けて!
携帯代の滞納をしてブラックリストに載る可能性がある人は、下記2つの条件を満たす人たちです。
- スマホ(携帯)本体を分割で購入し、支払い途中である。
- 携帯代の支払い忘れがある
一括支払いで購入している人はブラックリストに載ることはありませんので安心してください。
まずはキャリアから請求される電話代の内訳を見てみましょう。
この中で問題となるのが携帯電話本体の分割支払い分です。
スマホ(携帯端末)代の支払い状況は信用情報機関に登録されます。
ドコモで購入しても、ソフトバンクで購入しても、auで購入しても同じです。他の格安スマホの場合も同じ。分割で購入したスマホの端末代がちゃんと支払れているのかCICに登録されています。なぜならスマホをローンで購入しているからです。
携帯代実質0円と宣伝してるせいで勘違い!?
ドコモやau、ソフトバンクなど携帯電話会社は新機種が出たときでも「携帯端末代金実質0円!」と宣伝をしています。
携帯端末代金0円ではなく、実質0円。
これは『携帯端末代金と同じくらいの金額を基本料金から割引するので、スマホを新しくしても毎月の支払額への負担はありませんよ。』というサービスであり、明細を見れば分かりますが携帯端末代金はきちんとローンを組んで支払っています。
ですので、携帯電話会社が加盟しているCICに毎月の支払い状況が登録されています。また3ヶ月以上の延滞に関しては異動の記録がつけられます。この情報は延滞解消から5年もの間、記録が残る仕組みになっています。
「携帯が止めれるだけで済むから・・・」と安易に考えない方が良いです。
持っているクレジットカード、キャッシングなどが滞納によるブラックで止められる可能性もありますし、今はカードも何も持っていないという人でもブラック情報は5~7年間は消えませんから、いざカードが欲しいと思ったときに、審査に落ち続けるということにもなりかねません。
2012年12月の段階で携帯電話を分割払いの契約件数は約6,350万件。
そのうち3.3%の205万件が3ヶ月以上の携帯の端末料金滞納でブラックです。
こうした形でブラックリストに登録される人が増えてきているので、経済産業省から「携帯電話の分割払いに注意!」のお知らせが出されたりもしました。
知らなかったじゃ済まされません。軽い気持ちで考えていたとブラックになってから悔やんでも仕方がないのですから、携帯電話の利用料金はきちんと支払うようにしておきましょう。
お金が足りなくて滞納するしかない人は・・・
どうしてもお金がなければ、電気代・水道代の滞納からはじめた方が良いと思います。
こんなことを言うのはいけませんが、公共料金の支払いが遅れたとしてもブラックリストに載ることはないからです。それに電気を止められたり、ガスが使えなくなるのは2~3ヶ月後になりますから、支払いの優先度を多少低くしても大丈夫だとも言えます。
携帯本体を一括で購入した人は無関係
携帯代の滞納でブラックリストに載るのは携帯本体を分割購入した人で支払いが終わっていない人です。携帯本体を一括購入した人や分割で購入したけど支払いが終わっているという人は、携帯代を滞納してもブラックリストに登録されることはありませんので、安心してください。
あなたが今支払っているのは純粋に携帯電話の通話料などの回線使用料ですから、金融関係の信用情報機関に登録されることはありません。